【ポケモン剣盾シングルS35 最終236位】ホウオウジガルナ受けループ
こんにちは、純正受けルーパーのるいです。
剣盾シングルS35、目標としていた最終2桁には届かなかったものの、剣盾最後のシーズンにちょっと珍しい受けループで戦ってみたので、折角なので記事にしてみます。
超高火力禁伝無制限ということで、受けが成り立つ訳がないと当初は思っていましたが、開拓してみると意外と面白いものがたくさん出てきて、個人的にはもう1シーズンくらいあっても良かったなあ等と思ったりしました。
受けは、環境にいなくて対策されていない時が一番勝てるので。
書いてみたら長くなってしまったので、構築経緯と自慢のルナアーラだけでも見てもらえればと思います！
戦績
TN あやめ
最終順位236位（R1876）
コンセプト
- 高速再生技を持たせて、何度も役割対象に受け出せるようにする
- 全てのポケモンを後出しから処理する
- ↑は実際には厳しいので、有利対面を起点に状態異常や定数ダメージを駆使して、ダメージレースを有利に運ぶ
- 選出択を最大限解消する
構築経緯
前期（S34）が始まった当初は、"いつめん"を集めた
で戦っていたが、
受けの（
）が、
に弱すぎる上に、他に何も受からない- 受けのが、は勿論として、黒バドイベル以外の禁伝に弱すぎる（物理イベルにも簡単に破壊される）
ことから、最後の1枠の選出択を外した瞬間に受けが崩壊することに気が付いた。（4体選出でないと解消できない）
そこで、ザシアン受けと黒バドイベル受けの役割を、汎用性の高い受け駒である+（
）に集約することで、選出枠の圧縮を試みた。
ホウオウ+ハピ（ラキ）の対特殊の対応範囲の広さで、並びでほぼ全ての特殊ポケモンが受かるので、ホウオウ+残り1枠の並びで幅広い物理を受けられるよう構築を組むことで、3枠で選出が完結できるように仕上げた。
これに気付くきっかけになったのは、S33のうわっきーさんの構築記事 を何となく読み返していて、ホウオウの対黒バドイベル性能があればバンギを構築から抜けるのでは？と考えたとき。
空いた枠に何を入れるか考えていた時、
受けに
を考えていたところ、物理イベルに後出しから勝てることに気付き、ザシアンやネクロ、ランドにも動かし方次第で勝てることから採用。
しかしながら、「結局
が受からないんだよな～」っと思いながらボックスを眺めていたところ、ソクノ持ちドヒドイデが目に入り、その瞬間にエレキシード
が天から降ってくるという奇跡が発生。シャドクロ以外には後出しから完封した上で、裏も貫くスペックがあることから採用。ついに受けループでゼクロムを克服した。（シャドクロ以外...）
これをプロトタイプに回していたところ、
のような構築に対して、++と投げるとマーシャドーが受からなくなることに気が付き、をHB→HDのオーガ受け兼マーシャドー受けに変更。
残りの1枠はザシアンに投げる余裕あるかも...とネクロを入れていたが50戦に1戦も投げられず解雇、珠ランドに投げられるようにムドー等を試したが、最終日前日明け方に、
の方が汎用性が高く、きついザシアンをカモれる可能性が高いことに気が付き採用した。
個別解説
ムゲンダイナ
ムゲンダイナ＠くろいヘドロ（プレッシャー・おくびょう）
245(236)-94(0)-116(4)-166(4)-147(252)-167(12)
H：奇数でなるべく高く（マーシャドーホウオウ意識で、総合耐久優先）
D：極振り
S：最速イベル抜き
あまりBC
役割対象：（耐久）
これまでの環境ではHBでしか採用することは無かったが、マーシャドー+カイオーガを受けるためにHDで採用。マジフレ込みで恐ろしい特殊耐久力。プレッシャー+身代わりで、零度カイオーガも怖くない。
火力アップアイテム持ちのマーシャドーはいないので、ダイナホウオウで特殊を受けつつマーシャドーも受けられ、選出択の解消ができるようになった。
火力の無いホウオウも持ち前の耐久で受かるので、選出択だがホウオウナットにも選出した。もう少し勇気を持って投げてたらイージーウィンという試合がいくつもあった...
選出率：6位
ホウオウ
ホウオウ＠あつぞこブーツ（さいせいりょく・しんちょう）
213(252)-150(0)-141(244)-×(0)-191(0)-112(12)
HB：無補正でほぼ極振り
D：補正のみ
役割対象：
このホウオウ と同じ振り方。初手は、グラードン等入り以外ほとんどホウオウから入る。ダイロック以外は、初手イベルの技が物理特殊関わらず何でも耐えるので、以下のようなムーブでダイマイベルに勝てる。
- 再生→特殊ならハピ引き→ホウオウ引きでダイマを枯らし、ハピorジガルデに再度引いてDダウンを解消して受け直す
- 再生→物理ならジガルデ引き→守る→睨み→アローで、後出しから物理イベルを倒せる（引かれても、守るでHP管理しながら後投げして、いつか倒せる）
技構成は、聖炎1W。ブレバを切って身代わり吹き飛ばしを両採用することで、ハピと合わせて幅広いケアが聞くようになる。
- やを焼いて、ハピのステロ+身代わり+吹き飛ばしでハメる
- コスパダイナ、ルギア、瞑想オーガ等の積ポケを、ハピの歌う+吹き飛ばしで解消できる（オーガは、最速起きは切る）
ザシアンを受けるのに魂込めなければならないですが、ホウオウがいなければこのルールで受けが成立しないといってもいいと思います。プレイングで無限の勝ち筋生む最強のポケモン。
選出率：1位（ほぼ100%）
ルナアーラ
ルナアーラ＠エレキシード（ファントムガード・ずぶとい）
243(244)-106(0)-155(252)-158(4)-128(4)-118(4)
H：奇数で最大
B：特化
あまりCDS
役割対象：
対ゼクロム秘密兵器。アッキやオボンだと、どこかで食わされてしまうと火傷込みでも+1珠エレキダイサンダーが受からなくなるが、エレキフィールドは現環境ダイサンダーでしか張られないので、ゼクロムのダイマにしっかりと合わせて発動してくれる。B+1状態、火傷+1珠エレキダイサンダーでファントムガード無しでも半分も入らないので、珠ゼクロムが後投げから受かる神ポケ。鬼火を外さなければ。ステロが入ると特性がはがれてしまうが、対カバはこっちも1枚切っていいことが多い、対ランドはむしろルナアーラのコスパの積みの起点にできるので、後投げからではなく対面からゼクロムと対峙することになり、ダイマを合わせて勝てる。
ジガルデも役割対象で、残飯型・龍舞型どちらでも、コスパと鬼火で完封できる。後投げ→コスパから入り、龍舞型なら身代わりないことを確認するまではコスパ、確認してから鬼火。残飯型ならコスパ積み切ってうだうだしていると、いつかTODで負けることに気が付いてダイマ切ってくるので、そこで隠していた鬼火を入れる。
選出率：4位
ジガルデ
ジガルデ＠たべのこし（スワームチェンジ・わんぱく）
215(252)-120(0)-190(252)-×(0)-116(4)-105(0)
HB：特化
あまりD
役割対象：
身代わりではなく守るを採用することで、以下のような立ち回りができる。
- 初手置きして、イベルの技を守るで物理特殊判定できる
- 物理イベルやマーシャドーを、HP管理しながら突破できる
物理イベルやグラードン、加えてホウオウと並びでザシアンを受けられるすごいポケモン。積んだら当然強いし、積まなくても強い。逆に積まないことで、マーシャドーを受けられる。ホウオウでイベルの物理判定してからの引き先になれる重要なサイクルパーツ。ザシアンの巨獣に受け出して、じゃれがなければダイアースで確2、巨獣は残飯込みで更に2耐えするので、魂を込めて技判別する。巨獣ワイボインファなら、単体で後出しからザシアン返せるすごいポケモン。
対珠ホウオウ、耐久ホウオウナットを考えて、守るを切って眠カゴにするか、残飯のまま守る切って素眠りできるようにするか最後まで迷ったが、結局残飯守るで最初から最後まで戦った。裏が削れないホウオウ構築や、再生持ちの珠ホウオウに負けまくったので、多分残飯眠るが一番良かった気がする。その時は初手ジガルデ投げにくくなるけど。
選出率：3位
ハピナス
ハピナス＠ばんのうがさ（しぜんかいふく・おだやか）
331(4)-13(0)-62(252)-95(0)-205(252)-75(0)
B：極振り
D：特化
あまりH
役割対象：
眼鏡オーガがかなり発生し始めて、ラッキーから変更。バドのサイコショックがきつくなったが、Cも高いので逆にシャドボ/ダイホロウが突き刺さった。ありとあらゆる特殊が受かるので、特殊に後投げ→ステロ→歌うで、身代わり持ちだろうが問答無用でテンポ取れるのが強い。歌う→ホウオウ引き→吹き飛ばしで、積みも拒否しながらステロで削れる。
中盤くらいまで、カイオーガの電磁波→零度にたくさん被弾してブチ切れていた。命中20%で、おそらく打ちたいダイナにも4回しか打てない（&身代わりも多い）のに何してるんだという感じだった。最終日付近には零度がいなくなっていたので、流石に常識人しか残ってなくて安心した。
メタモン
155(252)-47(0)-68(0)-×(0)-69(4)-110(252)
H：極振り
S：最速（オーガやグラードン、ランドのスカーフ判定できる）
役割対象：
イベル、グラードン、ジガルデのいない、余裕のある構築に投げる。ホウオウ+ハピで受けつつ、ザシアンか黒バドをパクって貫く。コピーザシアンが受かっていない構築はザシアンを投げてこなくなるので、きついザシアンを逆に選出抑制してくれるお守りみたいな役割もしていた。何かと汎用性高く、非常に面白いポケモン。ザシアンと魂の立ち回り勝負する前に、もう少し早く気づいてザシアン避けに組み込むべきだった。
選出率：5位
選出
環境のプールが狭いので、ほぼすべての構築にホウオウ+ハピナス@1で選出することになります。ザシオーガあたりは、そもそもほぼ100%相手の構築にいるので言及しません。
++
++ or or
++
++
++
- ジガルデ、白バド
++
- ホウオウ+ナット
++ or ++
きついポケモン
- ザシアン
魂の技判別と、ダイマ択。これはプレイングでカバーすると決めて構築を組んでいるので、「きつい」というのかはちょっと微妙。
- ホウオウ+ナット
選出択。ダイナ選出してホウオウ+ナットが出てこないと、何かが受からない。耐久ホウオウは、ダイナ不選出時にジガルデが一発で焼けると大体負けた。珠ホウオウも、ジガルデ投げるタイミングミスると受からない。
- 珠ランド
ムドーを抜いたので、メタモンかジガルデかルナアーラで気合を入れる必要がある。
最終日1回だけ当たって全て破壊された。ホウオウ+ハピで受からない。
スペシャルサンクス
- 半ば強引に今シーズンもやろうと誘った後、ずっと構築相談乗ってくれて、最後までランクマ付き合ってくれたふゆいさん
- 「ザシアン受からんやんｗ」というコメントで、結果的にメタモンに自分を導いてくれたP氏
終わりに
SVでは最終2桁目指して頑張りたいです。最初のシーズンが一番受け強いと思うので、S1気合入れてやります。第9世代では結果出したいです。
何かあれば るいさん (@luisan313) / Twitter まで。
