【ポケモンSVシングルS8 最終332位/R2010】環境適応ドヒドハピラッシャループ

こんにちは、純正受けルーパーのるいです。

レギュレーションDが始まったS8ですが、純正受けループでレート2000を達成しましたので構築を紹介しようと思います。

あまりにも構築に入れられる受け駒のプールが狭くなりすぎていて、序盤からあまり構築の中身を変えること無く、微調整だけしながらシーズン通して戦いました。

ハピナスの型は今回は公開しません。まあここまで書けば分かる人には分かると思いますが...

f:id:luisan313:20230801135457p:image

戦績
コンセプト
- 基本理念
- 個別論
構築経緯
- 前期までの結論
- レギュレーションDへの対応
個別解説
選出
スペシャルサンクス
終わりに

戦績

TNたろ

最終332位/レート2010.259

コンセプト

基本理念

・純正受けループ（後投げから全てを解決する）

・選出択を最大限解消する

個別論

・基本選出でに勝つ（超重要：個別特定のヒードラン受けを用意しない）

・あらゆる（挑発/剣舞/ビルド/鉢巻/毒・鋼テラス）に基本選出で勝つ

・鉢巻飛行テラス以外のあらゆるに基本選出で勝つ

・ボルトチェンジに負けない

構築経緯

前期までの結論

レギュレーションCまででの結論として、を受けるために+（要テラス）orが必須、@1で特殊全般を受けなければならないためororを採用する必要があるという大前提があるため、これを調整していくところから構築作りがスタート。これは一般化すると「並びで受ける物理受け2枚」+「全てを受ける特殊受け1枚」が必須であるということ。2+1=3にしかならない。

レギュレーションDへの対応

＜受けを用意してはならない＞

まずは受けループの天敵であるヒードラン受けの考察からスタート。2+1=3なので、特定のヒードランを受け（鈍感ヤドキング、鈍感ヘイラッシャ、S振りアンコールカイリュー等）を用意した瞬間に、特殊受けを2枚選出する＝物理受けを1枚しか選出できない=パオジアンとウーラオスが受からないため、毎試合選出択の噛み合いゲーが始まってしまう。そのため、ハピラキドオーのような汎用性のある特殊受けでドランを受ける必要がある。そこで考案したちょっと変なハピナス（詳細は来期以降、自分かorionくんが公開予定）しかこの条件を満たせないと考えたため、ラッキーではなくハピナスを採用。ドオーは、ヒードランがテラスを切ってくることを考えると、混乱実や黒いヘドロ等の、再生技に頼らない回復ソースがあっても挑発に安定しないため、ヒードラン受けとしては不適と判断。

＜は同様、との並びで受ける＞

鉢巻悪タイプを受けるためには、硬い妖タイプが必要であるが、汎用性のある妖タイプの物理受けが現環境に存在しないため、妖テラスヘイラッシャ+ドヒドイデの並びで受ける。挑発剣舞や鉢巻といった複数の主要な型を想定すると、妖or格テラスクレベースでは毎ターン択を強いられるため、この並びでしかウーラオス（水・悪両方）に対応できないと判断。

＜もではなくで受ける＞

ランドロスについても、挑発/剣舞/ビルドまで考慮するとクレベースでは毎ターン択を強いられるため、ヘイラッシャで受ける必要があると判断。雪雪崩を搭載することで、ランドロスをはじめとする地割れ無効勢に対する大きな打点を得て、鉢巻飛行テラバースト以外のランドロスを安定して受けることに寄与した。鉢巻飛行テラバーストは厳しいが、なるべく対面を合わせながら雪雪崩、寝言で雪雪崩を引いてワンチャン掴みに行くプレイングを心がけた。（厳しい）

＜受けの選定＞

ここまででどうしても受からないを受けるためにS振りを採用。この枠には他に等が検討されるが、羽休めと地面技の択を1回外すだけで負けるアーマーガア、オドリドリは不適、サーフゴーやA実数値が低い特殊への引きの択1回で負けるフワライドも不適。空元気/地面技/ドンチ/剣舞を意識、かつ、VSウーラオスの選出択の緩和ができるジュナイパーを採用。しかし最終盤は、全ガチグマ使いが目の前のヘイラッシャを無視して交換読み嚙み砕く/シャドクロを押してきたため、全ガチグマに破壊された。ガチグマの技構成のトレンド的にはミミズズを採用すべきだったと思う。（おまけで鉢巻飛行テラス勢にも勝てるし。）尚、中盤以降ジュナイパーのSは、4振り⇒準速ガチグマ抜き⇒最速ガチグマ抜きと上げていったが、実際中盤以降上位のガチグマはほぼ全て最速ベースだったので、少なくとも最速抜きまでSを振っていないと（フワライドは軽業を採用も一考）そもそも受からない。ガチグマは剣舞+全サブウェポンを考慮したら誰も受からない。まだマシなのはジュナイパーかミミズズ。

＜無理なポケモンを無理やり解消する＞

最後にや相手の、鋼テラスでハメて起点にできる、その他有象無象にみがまもTODで勝ち筋を掴める毒毒ポイヒを採用。

構築完成！

個別解説

ドヒドイデ

f:id:luisan313:20230801085753j:image

@隠密マント（腕白・再生力・草テラス）

アクアブレイク/毒毒/トーチカ/自己再生

157(252)-83-224(252)-x-163(4)-46

H：極振り

B：特化

D：4振り

S：ミラー意識個体値下げ（13）

ヘイラッシャと並びで有象無象の物理を受け、ハピナスやドオーと並びで有象無象の特殊を受ける万能駒。

トーチカは毒ダメ稼ぎ、眼鏡特殊の技ロック、特に眼鏡レボルトの電気技をロックしてドオーバック、ステロを撒く、という動きができる。鉢巻悪テラスパオジアンに、トーチカで毒を入れて、妖テラスヘイラッシャで毒殺しにいくことができる。（鉢巻パオに後投げから毒を入れられるのはトーチカの利点。）

レボルトの眼鏡氷テラバーストも受ける。ハピ、ラッシャ、と並びで技を判別しながらヒスイヌメルゴンも受ける。

隠密マントを持っているため、安心してオオニューラを受けたり、キョジオーンにTODを仕掛けられる。初手イーユイ対面悪波怯みに屈することなくアクブレを押せるかと思いきや、眼鏡サイキネイーユイが増えていたため逆風。トーチカは巧みイーユイのリスクを考えると押せない。

ハピナス

f:id:luisan313:20230801085806j:image

@XXX（穏やか・自然回復・Xテラス）

XXX/XXX/XXX/卵産み

331(4)-x-62(252)-95-205(252)-75

B：極振り

D：特化

詳細来期公開予定。

変なところ以外は、いつもの立ち回り。サーフゴーのサイコショックに破壊されまくった。巧みショックor巧み格闘テラバで死にかけたあとは、開き直ってラッシャに引いて地割れを押していた。

ヘイラッシャ

f:id:luisan313:20230801090008j:image

@食べ残し（腕白・天然・妖テラス）

地割れ/雪雪崩/寝言（⇔守る）/眠る

257(252)-120-180(228)-x-85-59(28)

H：振り切り（16n+1）

B：役割対象の物理技の被ダメ効率が良いレベル（パオジアンの乱数意識）

S：同族意識28振り

過労死枠。ほぼ100%選出。妖テラスを切って環境のほぼ全ての物理を受けながら、雪雪崩+地割れで諸々なぎ倒していく。雪雪崩でカイリューに羽休めを強要し、地割れで葬る。安定して剣舞挑発に勝てる数少ないポケモン。パオジアン・ウーラオスが環境トップに存在する限り、絶対に外せない。

守るがないと、珠電気テラバパオジアンに後投げからテラスを切っても受からなくなるので一長一短だが、プレイングでケアすることにして、対ウーラオスで有利な寝言を採用した。ねむねごすると、安心してオオニューラも受けられる。

鉢巻飛行テラバ（カイリュー・ランドロス）には基本対面からでないと厳しいが、寝言を採用することで、後投げからでも雪雪崩でワンチャンを掴める。（1回だけ、後投げ眠る→2連続雪雪崩で鉢巻飛行テラバーストランドを葬った。）

ドオー

f:id:luisan313:20230801090249j:image

@混乱実（慎重・天然・電テラス）

地震/ステルスロック/ど忘れ/自己再生

237(252)-95-82(12)-x-166(244)-26

H：振り切り

B：余り

D：ほぼ特化

S：個体値2（バレル抜かれでボックスにいたやつ）

レボルト、サンダーに無限ボルチェンで削られないための枠。ドヒドラッシャから眼鏡ボルチェンに合わせて引いて、ステロを撒く。混乱実込みで、レボルトの特化眼鏡氷テラバ+等倍氷テラバをちょうど確定耐えするので、交換読み飛行テラバや氷テラバで破壊されない。挑発巧みレボルトに打点が無いのが難点。

隠密マントやクリアチャームを持っていないので、サフゴのDダウンには泣かされたが、巧み格闘テラバショックサフゴへの勝ちも付随してついてきた。

ジュナイパー

f:id:luisan313:20230801124352j:image

@ゴツゴツメット（図太い・深緑・妖テラス）

リーフストーム/叩き落とす/フェザーダンス/羽休め

163(76)-114-139(252)-120-120-113(180)

H：残り

B：特化

S：最速ガチグマ抜き

ミミズズと2択の、雰囲気ガチグマ受け。後投げして攻撃技には羽休めで定数ダメを稼ぎ、剣舞にはフェザーダンスでA上昇をリセットする。噛み砕くや霊テラス無しのシャドークローは深緑圏内で耐えるので、択を合わせて深緑リフストで相打ち以上を目指す。

中盤、最速の空元気/地震/草分け/剣舞型が流行しており、それに合わせたジュナイパーを使用していたが、終盤には交換読みの噛み砕く・シャドークローで破壊されまくったので、最後はせめてミミズズを使うべきだった。（剣舞は受からないが）

テラスタイプは、当初カイリュー意識で鋼で使っていたが、中盤から妖に変更した。ガチグマは被選出率ほぼ100%なので、テラスは切ることが皆無だが、ドヒドラッシャと投げられない関係上、水ラオスはテラス無しのジュナイパーラッシャ、悪ラオスは、毒/鋼テラスの鉢巻毒突き/アイへをケアすると、ラッシャにテラスを切っては受からないため、妖or格のテラスを切ったジュナイパーで鉢巻強打を受けないと勝てない（テラスを切るタイミング超シビア）。鉢巻逆鱗等に耐性がついて優秀な妖テラスが結論だった。

来期はこの枠をどうするか考えるところから始まると思う。